AX2USB
AXキーボード用のPS/2 to USB変換器
概要
PS/2接続のAXキーボードをUSBに変換する変換器です。これまで持っていた変換器ではAXキーボードの一部キー(AX、無変換、変換)がWindowsに伝わっていなかったので対応させました。なんとなくうまくいったので機能追加してあります。
動作するハードウェア
本ソフトはRP2040ベースのArduinoが使えるボードであればほぼそのまま使えるはずです。RP2040依存なのはmutex.hpp
の排他制御クラスのみです。TinyUSB for Arduinoがサポートするマイクロコントローラベースのボードであれば移植は簡単でしょう。
構成例
レアな京セラキーボード
追加してある機能
- 無変換、変換は左Win、右Winとして動作
- Caps LockはShift中のみCaps Lockとして動作
- Caps Lock(シフトなし)、英数カナはFnとして動作
- システムコントロール
- Fn+AX電源
- Fn+Pauseスリープ
- メディアコントロール
- Fn+スペース再生/ポーズ
- Fn+5(テンキー)再生/ポーズ
- Fn+Home再生
- Fn+Endポーズ
- Fn+←前トラック
- Fn+→次トラック
- Fn+↑ボリュームアップ
- Fn+↓ボリュームダウン
- Fn+0(テンキー)ミュート
- HomeEnd←→↑↓</kbd>はテンキーも同等
- システムコントロール
補足
AXキーボードの日本語入力関連キーの日本語入力向け機能はすべて別用途になっています。101キーボードでの日本語入力方法を使う必要があります(SKK日本語入力FEPを使うのも良いでしょう)。
Fn+Pauseでスリープするのはこの変換器を作る前に使っていたRazer Black Widow JP(リンク先はUSキーボード)からのパクリ。
Windowsのキーボードドライバーをkbdax2.dll
ではなくkbd101.dll
にすると漢字は漢字キーではなく、単に右Altとして動作します(参考: Windowsで右Altキーに[漢字]キーを割り当てる方法(AXキーボード設定を利用する方法))
101キーボードドライバー使用時はShift+Caps LockはMS-IMEの切り替えだそうです。Alt+Shift+Caps LockでCaps Lockとして動作するようです。
同じく101キーボードドライバー使用時はCtrl+Shift+Caps Lockはかなロックとして動作するようです。残念ながらWindows側から通知が来ないため、キーボードのカナLockランプを点灯させるような動作はできませんでした。うっかりかなロック状態になって困った場合は再度Ctrl+Shift+Caps Lockで解除できます。